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ヴィジュアル系は海外にとても人気ですが、英語で掲載されているインタビューはまだ少ないです。
しかし、バンドを知れば知るほど、ファンの興味も深くなると思います。そのため英語でインタビューを提供したいと思っております。今回はLIPHLICHと初めてのインタビューなので、バンドを紹介するようなインタビューを提供します。
こちらのインタビューは海外ファン向けですが、日本のファンも楽しんでいただければと思います。
最初にバンド名についてを聞きたいと思います。LIPHLICHはどういう意味でしょうか。
久我:とくに意味はないです。映画 The Rocky Horror Picture Showの登場人物Riff Raffが好きで、なんとなく語感を似せてつけました。LIPHLICHは日本語で発音するとRiff Raffと近い語感になっています。
LIPHLICHをまだ知らない人にどんな曲をお勧めしますか。
久我:STRAY STAR、ケレン気関車、MANIC PIXIE、HURRAH HURRAYがいいと思います。
新井:マズロウマンションです。
竹田:ケレン気関車、STRAY STAR、萬の夜、その他にもいっぱいあります。
小林:マズロウマンション、ファンタジスタ。
LIPHLICHのメンバーはどこからの知り合いですか。
新井:知人の紹介で久我君に出会いLIPHLICHに入りました。こばやんは以前所属していた事務所の後輩です。たけぽんは最初にLIPHLICHのサポートベースの依頼をしたのがきっかけで知り合いました。
竹田:2019年の3月からです。大人になってからですね。
小林:久我さんと新井さんは、僕が前のバンドをしている時のレーベルメイトでした。その時は先輩バンドとしてLIPHLICHを見ていたんですよね。たけぽんは前任ベーシストが抜けてメンバーを探している時に紹介で知り合いました。
僕は皆とLIPHLICHで一緒になる前に別バンドでそれぞれと対バンしていたんですよ!
ミュージシャンになるキッカケは。
久我:小学生までは、マイケルジャクソンに憧れるムーンウォークができない肥満児だったんですが、中学生の時に清春さんやhideさんに憧れて、「この人たちみたいになりたい!」と強く思いました。自然とメイクをしている男性に憧れたんだと思います。とりあえずまずは痩せなきゃいけないと思って、そこからダイエットしてとりあえずギターを始めてみました。最初はただカッコよくなってモテたかったんだと思います(笑)。そこから始まって、だんだんと音楽に夢中になっていって、真剣に歌をやってみて、気がついたら今になっています。
新井:松本孝弘(B’z)さんの影響を受けてギターを始めて、高校生の時にプロになると決意しました。
竹田:中学生の時に友達からBASSをあげるからと言われてバンドを始めました。そしてX JAPANを勧められてヴィジュアル系に目覚めました。
小林:父がドラムをやっていたのでまずドラムが家にありました。母もピアノをやっていて。さらに父と母が一緒にバンドをやっていたのでそれを観に行ったり、めちゃくちゃ身近に音楽がありました。それから小学校の時にL’Arc〜en〜Cielにハマってロックを聞くようになって。ドラムが1番耳に入ってくるし、とにかくドラムが1番かっこよく聞こえたのでドラムを始めました。そんな中、小学校の生徒全員で演奏する会みたいなのがあって、ドラムパートもあったんです。1人しかドラムの座につけなかったのでオーディションがあってそれに受かって初めて大勢の人前で演奏しました。それがたいそう気持ちよかった。その辺りからミュージシャンになろうという道しか見えてなかったです。
去年LIPHLICHは結成10周年を迎えました。その10年間の間、バンドで達成したことについて誇りに思うことはありますか?
久我:その時その時を頑張りつつ好きなことをしてきたら10年経っていました。僕はLIPHLICHに最初からいて、みんなと途中で合流したんですが、10年やっていたから今のメンバーと一緒にいれているんだなということが誇りかもしれません。これからも続けようと思えていること、続けるために自分達で行動ができること、その環境を自分でも作れるし、作ってくれるメンバーがいること、ファンがいること、協力してくれる人がいること、「人」が誇りかなと思います。達成したいことはまだまだたくさんあるのでまったく満足していません。
新井:満足できる達成感はまだありません。ですが数多くの音楽作品や映像作品を世に出せたことや、多くの地域でライブができたことを誇りに思います。バンドや自分自身が世界に存在した証みたいなものですから。
竹田:バンドを10年続けるって本当に凄いことだなって思います。俺は仲間になってまだ1年半ですが、これからも長く続けていきたいですね。
小林:10年間を総括する……ことは僕にはできないですが、作品を作って世に出した時、ツアーを回りきった時、もっと言うと1本のライブを終えた時、その都度毎回自分とメンバーを誇りに思っています。特に2016年、2017年は秋にアルバムを出して長期のツアーを回ったのでかなり目まぐるしかったのを覚えているし、様々な困難もあって一部メンバー不在でライブをやることもあったし、2019年にはメンバーチェンジもあった。でもその都度乗り切ってきた。だから今の10周年があるとは強く思っています。
そして、逆に後悔していることもありますか。
久我:たくさんあります(笑)。後悔の連続です。
新井:後悔はありませんが今までの様なライブができない現状が寂しいです。
竹田:この一年半に関してですが、ないです。
小林:人間なので多分細かい後悔はしているんだろうけど、時間が経つと忘れてしまうので覚えていない。
曲を作る時に、普段にどう進んでいますか。
久我:「よし!作るぞ!」と思って進めることは少ないです。映画を見ていたり、youtubeでおもしろい人を見つけた時とかにインスピレーションを受けてワンフレーズだけ録音しておいて、そこから進めるとか。LIPHLICHは100曲以上にもなったので、自分の中でなにか新しいことを探しています。作曲するにしても、自分の中でのルールとか定番のコード進行とかがあってマンネリしてくるので、日々アイデアを探しています。ゲーム音楽とかからも影響を受けて作曲したりしますね。
新井:家でリラックスしながらアコースティックギターを弾いて作曲しています。
小林:浮かんだメロディやフレーズのアイディアだけ録音しておいてストックしておく。後から聞き直して良いものはそれにコード進行をつけていってワンコーラスだけ作ってみる。グッとくれば先を考えるけど考えても良いアイディアが出ない時は寝かしておく。そして一旦机から離れて、その曲を頭の片隅で考えながら別の事をする。風呂に入るとか皿を洗うとか(笑)。そうするとふとした瞬間に良いアイディアが出るときがあるのでそれをまた形にしてみる。あとは「ライブでこれから新曲を演奏する」と想像して脳内でまずドラムの4カウントを鳴らした後に聞こえてくる演奏を形にしてみたり!これはあまり上手くいった事がないけど(笑)!
LIPHLICHのスタイルはすごく目立ちますね。衣装、PVなどはどうやって思いつきますか。
久我:個人的なことでいえば、以前は衣装のラフ画を描いて製作していました。最近は変わって、たまたま見つけた服を今度着ようとか、偶然の出会いみたいなものを大事にしています。PVは全体のイメージやカット割りをやりたい曲は自分でやるし、とくにない時は撮影監督に任せています。世界にはすごいPVが溢れているので刺激的ですよね。先ほどの質問に戻りますが、「ああしておけばよかった」と後悔するPVだらけですし、飽聴のデリカテッセンでPV撮っておけばよかったーと後悔しています(笑)。
竹田:衣装に関してはみんな自由なのかな?でもいつもバランス良くまとまってます。
小林:今は衣装の全体的な雰囲気だけ統一するように話し合って、あとは各々のセンスで決めているので、自分の好みのスタイルを衣装にも反映させている感じです。
2020年の間にリリースされた作品が多いですね。去年のリリースはコロナ禍から影響を受けましたか。
久我:もともとリリースする予定だったので、ライブはできないけどリリースはそのまましようということで出しています。2021年がどうやって活動していくのかが課題です。遅れているのですが近々「SMELL STAR 〜ケレン気関車 外伝〜」という作品を配信でもリリースするので、ぜひ聴いてください。
新井:リリースに関しては大きく影響は受けてないです。
竹田:時間にゆとりがあった分、レコーディングするにあたって考える時間も十分にあったので、自分のテイクを含め出来上がりに凄く満足しています。なのでそう言う部分では影響あったのかなって思います。
小林:去年出した作品は特別コロナだからということで楽曲に反映されていることはないと思います。コロナ前に出来た曲も多いし。ただ本当に今世界が大変な事になっていて、世の中の状況が刻一刻と変わる様をリアルタイムで見ているので、それが今後の創作活動において絶対に反映されると思います。
憧れのアーティスト、ミュージシャンなどがいますか。
久我:いまはもういません。憧れというより尊敬する人はたくさんいます。
新井:松本孝弘 (B’z)・hide (X JAPAN)
竹田:格好イイと思ったアーティストさんはみんな憧れです。
小林:様々な音楽に影響を受けますが、特定して誰かと言われると思いつきません。
音楽以外、暇な時、何をしてますか?
久我:お酒を飲んでいるだけです。
新井:お酒を飲んだり、テレビゲームをしています。
竹田:最近は料理作って食べることが多いです。
小林:は虫類(レオパードゲッコー)を飼っているのでその世話をしたり、ショッピングに出かける事も好きです。今は日本のスーパー戦隊に夢中です。
一番頼りになるメンバーは誰でしょうか。
久我:全員です。今年から個人事務所を作って僕がCEOなんですが、気持ちではタッキー、冷静な意見でたけぽん、厳しく言ってくれるこばやん、とかそれぞれ頼りになる部分があって助けられています。他にも様々な面でみんな頼りになります。
新井:みんな頼りになります。一番は難しいですね。
竹田:久我くんとタッキーとこばやん。
小林:バンドのシンガーがバンドの音楽を決定づけると思うので、そういう意味では久我さん。
一番変わっているメンバーとどんな意味で変わっているか、を教えていただけますか。
久我:うちに変人はおりません。たぶん。
新井:こばやんですね。車の中で急に高い声で歌い始めたりします。
竹田:それは秘密です(笑)。
いつか挑戦したいジャンルがありますか。
新井:R&Bとか挑戦してみたいです。
竹田:ベースに関してはもっともっと色んなジャンルのフレーズを弾けるように、そしてその中でもオリジナリティを出せるようにこれからも挑戦し続けたいですね。
自分のライブの特徴は。
久我:自分の頭の中で考えていることをごちゃ混ぜにしてライブで表現しているのでよくわかりません(笑)。10年やってこんなことしか言えない(笑)。コンセプトはなに?と聞かれたらもう「自分」としか答えられません。それでいいんじゃないかなと思っています。
新井:ギタリストだけど全身で表現することだと思います。ギターも身体の一部になっちゃいます。とにかく全力でライブをやりきります。
竹田:『静』。でも激しくシャウトはします(笑)
小林:コーラスをとることも多いです。
ライブで一番楽しい曲を教えて下さい。
久我:スポーツ的に楽しいならMANIC PIXIE。入り込める楽しさは脳裏のドロや大計画など。あとはジーンときちゃいうのが夜間避行とFLEURETです。
新井:SEX PUPPET ROCK’N DOLL。
竹田:フロアにいる皆さんと「一つになれた」と思う瞬間がある曲が楽しいです。なので、いっぱいあり過ぎて絞れないです。
小林:ケレン機関車。
最後に、海外のファンへの一言お願いします。
久我:ごきげんよう!ライブをしに行ってみたい場所だらけです。世界中の音楽に影響を受けているので、いつか行けることを願っています。でもホームシックになりがちなタイプなので困っています。行った際にはホームシックにならないように頑張ります。世界の美味しいものも食べたいです。
新井:Hey guys! 新井崇之です。日本にいる僕達の音楽を楽しんでくれてありがとうございます。これからも最高の音楽を作り続けていきます。楽しみにしていてください。そして、いつか皆の所へ行きたいと思っています。その時は大きな声で僕達の名前を叫んでください。それではまた。
竹田:初めまして、LIPHLICHの竹田和彦です。自分にとって海外でのツアーが夢のひとつでもあるので、実現出来るように、早く会える日が来るようにこれからも頑張って行こうと思います。今回はどうもありがとうございました。
小林:まだ海外でライブをやったことがないのですごくやりたい。元々日本以外の文化やものに触れる事は大好きなので、僕らの作った作品を海外で愛してくれる人がいるというのは喜び以外の何者でもないです。応援ありがとうございます。
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